ビニルクロスの上から自然素材の珪藻土をDIYで塗ってみました。

DIYでやる

過去何回もお世話になった「ロハスウォール」で購入した珪藻土を築古の我が家の和室に塗ることにしました。今にいたるまで、2Fの全部屋、リビングの天井と壁、階段に足場を組んで階段全部をこちらで購入した漆喰を使いDIYで塗りました。

今回は我が家で塗り作業をやっていない最後の部屋、和室の天井と壁に、漆喰ではなく初の珪藻土をDIYで塗ることにしました。今後同じようにビニルクロスの上から珪藻土を塗るとき用の備忘録として、作業の流れを記録しておきます。

塗る前の重要な作業、養生に必要な資材について

今回塗る部屋はこちらの和室。築40年近い古い家です。

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塗り作業を快適に行うため、事前の養生は時間がかかり非常に面倒なのですが、これを怠ると仕上がりにかなりの違いが出てくるので、しっかりやります。面倒だけど我慢我慢。

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養生作業には下記の道具を準備しました。我が家はこれらの資材で作業は必要にして十分でした。

まずは、布コロナマスカー(布マスカーテープ) 1100mm×25m 1100mm×25m

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これめちゃくちゃ便利です。どうあがいても天井等を塗るときは100%垂れる想定で作業したほうが精神衛生によいため、マスカーは必須道具です。マスカーをしっかり敷けば、垂れても痛くもかゆくもない!部屋の広さによるのですが、2-3巻きは最低でも用意したほうがよいです。本当によく使うので。

続いて、スリーエム 塗装用マスキングテープ 建築塗装用 243J Plus 18mmX18m 7巻入り

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しっかりくっつききれいに剥がせる。このマスキングテープ本当に優秀です。

モノタロウなどで別のメーカーのマスキングテープも使ってみたのですが、しっかりくっついてきれいにはがせる感はやはり3M。微々たる違いなのですが、作業中のストレス軽減のため3Mのマスキングテープがおススメです。さすが老舗。

続いて、50mmx90m ファイバーテープ EA944KE-1

ファイバーテープは、隙間や大きな穴がなければ準備しなくても大丈夫だと思いますが、万一の場合に備えて1巻準備しておくとイザという時にも対応できて安心です。

以上が、養生に必要な資材となります。

養生テープのはり方・コツについて

まずは、床に下地材や珪藻土が垂れても良いように、畳の端っこをベースにマスカーで全体を覆います。うまくやればたらさないで塗り作業をできる!と思い、この作業を省こうと何度も試みたのですが、結果、絶対1回は珪藻土が垂れるので、面倒でも下を覆う作業は外さない方が良いと思います。これを怠って垂らすと、ベトーっとくっついて本当に掃除が大変なので。。。。

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経験者は語る。床全面を覆う養生は必須です。

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クーラーもコンセントもマスカーと養生テープをフル活用して覆います。ここも天井作業時に垂れやすい部分。

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和室の柱にも塗り材がかかっても良いようにしっかり養生します。

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養生テープのはり方は二重貼りにすること。壁や地面の際を1mmほど開けてまずは1枚目の養生テープ(または場所によってはマスカー)。その上にさらに1mmほどずらして2枚目の養生テープを上に重ね貼りしてセットします。

ロハスウォールさんにすごーくわかりやすいイメージ画像があったので、そちらから引用した図がこちらです。※ロハスウォールさんでは3枚重ねになっていますが、横着ものの私は2枚重ねで省エネ作業にカスタマイズしちゃいました。

下塗り用のマスキング
https://www.lohaswall.com/qa_diy.php#no5 から画像を引用

こう作業する理由は、1回目の下地材を塗った直後に上の1枚を剥がしてきれいにし、その後に2回目の仕上げの珪藻土を塗り終えてから、すぐに2枚目の養生テープを剥がして仕上がりをキレイにするためです。

これだけで大分綺麗な仕上がりになるので、この作業重要です。

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※写真の黄色い養生テープの場所は全て二重です。

養生を終えたら、塗り作業。すごく楽しい

養生が完了したら、後はひたすら下地材→仕上げ材の珪藻土を塗る作業をやるのみです。

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塗り作業時のbefore、after記録

以降、塗り作業のbefore、afterです。

天井Before ※木に見えますが木目調ビニルクロス天井です。

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天井After

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細々とした場所のBefore&After

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下地材を塗り終えたところ

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珪藻土を塗り終えてから乾燥を終えたところ。

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下地材を塗り終えたところ

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珪藻土を塗り終えてから乾燥を終えたところ。

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全体のBefore

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After

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今回の作業にかかった費用

費用合計 ¥48,600

今回の作業にかかった所要時間

  • 全体の養生4時間
  • 下塗り4時間
  • 下塗り乾燥1日
  • 凸凹の削り取り1時間
  • 仕上げ材塗り5時間
  • 仕上げ乾燥1日

珪藻土塗りをDIYでやってみた結果として、和室の天井に塗るのもなかなかよかったです。日当たりが良いお部屋だったのですが、更に明るくなった気がします。※ロハスウォールは、どちらも自然素材からできているものを取り扱っているので、ホームセンターに売っているものと比べて安心感が違います。

また購入に必要な量や、塗り道具も売っている(比較的安価に)ので、すごく便利でした。

DIYで塗るか迷っている方。仕上がりに味を感じることができる方であれば、家族で塗るのも楽しいのでおすすめです。労力はかなーりかかりますが・・・・。

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