半年ほど前にヴァナゴン(T4)のブレーキパッドの残りを調べた際は、残り5〜6mm位でした。それから距離も4,000キロ程増えたので、ブレーキパッドを交換しに「T4まいすたぁ」に行ってきました。
終日(AM+PM)でピットの予約を入れ「T4まいすたぁ」に到着。前回の訪問が10ヶ月くらい前なのですが、変わらずの「まいすたぁさん」がピットの掃除をしていました。
まいすたぁさんは独特の雰囲気を持っているので、見ていると和みます(笑)
今日はブレーキパッドの交換を行いたい旨伝え、早速作業に取り掛かりました。
タイヤを外す作業中、ボルトのサビが目立ったからか「カナたわしでこすってから黒色スプレーで綺麗にボルトのお化粧する?」と提案が。さりげなくこういうことを教えてくれる、まいすたぁさんのヴァナゴン(T4)愛を感じます(笑)カナタワシってこういう場面で活躍するんですね。
写真はスプレー前なのでサビサビです。
作業中、
「ブレーキパッドの交換2回に1回は、ブレーキローターも交換したほうが良いよー」とのこと。
確かによくよく間近でローターを見ると、ローター部分がすり減っている!ローターも消耗品なんですねー。今回は自分にとっての1回目のブレーキパッドの交換なのでローター交換は次回に見送ることにしました。
あと、せっかくブレーキパッドを交換するので、交換前にキャリパーまわりから十二分にエアーを吹きかけて、ブレーキパッドの削りカスを吹き飛ばしました。かなり煙たいほどゴミが出るのでマスク必須です。
次にブレーキパッドを固定しているストッパーの鉄棒が外れないようにするための、外側バネ(赤丸のところにあるバネ)を外します。
小さいペンチを使いました。
バネを外したら、次は金属ヘラのようなものを赤丸の箇所に入れて、ブレーキパッドとローターの隙間をグイッと押し開けていきます。その際ピストンが戻される力で、ブレーキフルードが溢れ出ていないかボンネットを開けて一応注意。
次にトンカチを使い外側から内側に刺さっている丸長いストッパーの鉄の棒を、上下2本外します。
こんな感じでした。
すると簡単にブレーキパッドが取り出せます。
ちなみに新しいブレーキパッドはこちらを利用しました。年式によって微妙に適合品が異なるようなので選ぶ際には注意が必要です。
新旧で比較してみると古いほうがぺったんこなのが一目瞭然。当たり前か(苦笑)
そのまま取り付けようとしたところ、まともや貴重なアドバイス!
「ローターの消耗具合と合わせてブレーキパッドの面取りもしてからのほうが良いよ」とのこと。
なるほど。
ローターの端っこのとんがった部分にブレーキパッドが当たっちゃったらブレーキ効果半減です(というか危ない!)。
新品ブレーキパッドを旧ブレーキパッドと見比べながら、赤色のところをヤスリで同じように面取りをして、しっかりローターとパッドが噛み合うようにしました。
※逆にいうと、ローターも同時に交換する場合はローターの凹み摩耗がないのでこの作業は省略してOK。
ブレーキパッドには面取り以外にも、裏面にオイルグリースを塗り(表は絶対塗っちゃダメ!)、ブレーキパッドの泣きを防止します。
塗る場所は旧バットをみて鉄が当たっている場所に。私の場合は写真の赤い箇所に塗りました。併せてストッパ帽も固定して取れなくなることを防止するため、グリスを塗りました。
さぁいよいよ。と、新しいブレーキパッドを取り付けようとしたら、今度は写真新品のブレーキパッドの溝が厚いため、キャリパーにパッドが納まりませんでした。
どうしたものかと一瞬戸惑っていたら、まいすたぁさんから、新しいブレーキパッドを入れる幅を確保するため、こんなような工具をお借りしました。
こういうピストンを押し出して幅を確保するためのツールはブレーキパッドの交換には必須のような気がします。今までブレーキパッドを自分で交換したことが無かったのもあり、知りませんでした。
後は特につまづく場面もなく、ブレーキパッドを外した作業と反対の作業を行って交換作業を終わらせていきます。向きを間違えないようにブレーキパッドを入れ込み。ストッパ棒を上下で差し込み戻します。固定するときは内側から外側へ。金具が挟まるように作業時にここでもペンチがあると便利です。
一通り入れたらストッパ棒を固定する金具をはめ込んで完了です。
ここに
こんな感じで取り付けます
最後にエンジン始動前に「ブレーキが効かない!?」なんて事態にならないように、運転席からブレーキをスコスコ数回ふんでしっかりローターとパッドが当たっていることを確認して作業終了です。
○費用合計 約¥20,000
・ブレーキパッド ¥13,500
・リフトアップ&サポート代金¥6,000位
メンテナンスを勉強できる上この料金体系。も~やみつきです(笑)
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